
Maybe!×G-MS タイアップ企画
With G-MS
イラストレーター・Kotoka Izumiさん
和泉さんがG-MSをテーマに描いてくれたイラストはこちら!

CULTURE | 2022.08.04
儚く切ない、繊細な線が特徴の人物を描く、イラストレーターのKotoka Izumiさん。
友人の似顔絵をInstagramに投稿したことがきっかけで主に女性たちから一躍注目を集め、
現在は、オリジナルグッズのデザインをはじめ、さまざまな有名ブランドとのコラボレーションを行うなど、多彩なクライアントワークを担う。
大学在学中に始めた活動のことから、プライベートのことまで、彼女の人生の選択に迫った。

イラストレーターとして働く覚悟を決めて、大学を辞めた。
美術系の大学ではなく、家庭科の教員免許を取得するために4年制の普通の大学に通っていました。現実的なことを考えたときに、教員免許があったほうがいいだろうと思って。一方で、イラストレーターになりたい気持ちもずっと抱えていて、大学在学中からイラストレーターの活動はしていました。「私はイラストレーターです」と堂々と名乗れるようになったら進路は一本に絞ろうと決めて、展示会を開いたり、グッズを作ってみたり、と当時は試行錯誤を繰り返していましたね。「やっていこう」と決意したきっかけは、20歳のときにGODIVAさんにバレンタインのキービジュアルを任せていただいたことです。この規模の仕事をやれたのだから、今後はイラストレーターと名乗ろうと覚悟を決めて、仕事に専念するために大学を辞めました。

別れることになっても、また新しく始めればいい。
2年前、23歳のときに、今の夫と共同代表で会社を立ち上げました。現在は、イラストの仕事に加えて、自社でアパレルブランド運営もしています。会社設立時は結婚前だったので、当時、今の夫は彼氏でした。設立をきっかけに「結婚しよう」とは、勇気が出ず、私からは言えませんでした(笑)。彼氏と会社を作るということは、同時に結婚もするくらいの覚悟が必要なのかな、と思って迷った時期もあったけれど、そこまでガチガチに「契約」でお互いを縛ることもないな、という結論に至ったんです。もし別れたら、解散して、別々で新しく始めたらいいやって。そのくらいのスタンスでした(笑)。結局、彼とは結婚して、昨年には子供も生まれました。

出産も「なるようになる」と構えていた。
出産してから、生活スタイルがかなり変わりました。もともと、すごく夜型の人間だったんです。朝が弱かったので、起きるのはお昼過ぎで、作業を始めるのは夕方から、というようなスタイルでした。でも、子供がいるとそうはいかない。今は、朝起きて、保育園に送って、子供のいない時間に集中して一気に仕事をして、18時にお迎えに行って、自分も日付変わるまでには寝て…という、“人間の生活”をしています(笑)。自分でも信じられないです! よく「仕事への影響に不安はなかったのか」というようなことを聞かれるのですが、私はなるようになるだろうと構えていました。悩めば悩むほど、子供を産むことには踏み切れないんじゃないかと思います。

悩んだら、自分の中で質疑応答を繰り返す。
気持ちがマイナスに傾くことはあまりないかもしれないです。心の中で引っかかっていることがあるときには、部屋を真っ暗にして、ベッドに入って、目をつむって、自分と向き合うようにしています。原因をまず見つけて、それに対する解決法を探す。その次に「それって本当にやりたいことだっけ?」と自分に問います。そうすると、やるべきことが見えてくるんです。例えば、グッズの売り上げが上がらないという場合、売れるものを作るというのが“正論”じゃないですか。でも、私は「売れるもの」よりも、「自分がいいと思ったもの」を作りたい。じゃあ、売り上げを見て落ち込むんじゃなくて、制作の仕方をもっと考えてみよう、とか。質疑応答を繰り返すと、最後には前向きになれます。

着用アイテムはこれ!
時計は普段はあまり着けないのですが、ファッションのアクセントになるので、素敵なアイテムですよね。爽やかなカラーなので、夏らしいファッションに合いそうです。
Kotoka Izumi | 和泉琴華(いずみ・ことか)
イラストレーター、IN inc. CEO。1996年東京都生まれ。幼い頃から独学でイラストを始め、2016年よりフリーランスのイラストレーターとして活動。urbanreserch「KBF」をはじめ、2019年バレンタインにはGODIVAとコラボレーションしビジュアルイラストを担当するなど様々なブランドに起用される。 また、2020年8月に株式会社INを共同代表の中井と共に設立。 2021年にはユニバーサルスタジオジャパンとのコラボレーションも実施。現在は自身のクリエイティブ制作とともに、アパレルブランド「Knuth Marf」のアートディレクターも務める。
STAFF CREDIT
撮影:木川将史
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Text & Edit: Maybe!編集部
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