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Case08 / WILYWNKA | CASIO

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ワンアンドオンリーを探る、MY G-SHOCK。
Case08 WILYWNKA
ラッパー

The only one watch in this world

自分の好みの配色で〈G-SHOCK〉をつくれるカスタマイズサービス「MY G-SHOCK」。定番モデルである「DWE-5610」をベースに、文字板、ベゼル、ベルト、ベルトループ、バックルの配色を決められるというもの。そして、その組み合わせは190万通り以上にも登ります。今回このサービスにチャレンジするのは、ラッパーのWILYWNKAさん。「イメージしていたものとは全然ちがうものができあがった」と語りますが、果たしてどんな〈G-SHOCK〉が生まれたのでしょうか?

Profile

WILYWNKA  /  ラッパー

1997年生まれ、大阪府出身。14歳でラップをはじめ、「高校生ラップ選手権」や、「ラップスタア誕生!」などで活躍し注目を集める。これまでにソロとして3枚のアルバムと2枚のEPをリリース。一方では、VIGORMAN、GeGと共に3人組ユニット「変態紳士クラブ」でも活動を行う。

〈G-SHOCK〉は肌の一部になってくれそう。

自分の好きなカラーリングで〈G-SHOCK〉をつくれたなら。そんな願いを叶えてくれるカスタマイズサービスが「MY G-SHOCK」です。これまでにたくさんのインラインモデルをリリースし、一方では数多のコラボアイテムも輩出してきた〈G-SHOCK〉。このサービスは、いわば、“自分別注”の時計ができるという画期的なもの。

ブランドの初号機の系譜を受け継ぐ「DWE-5610」をベースに、文字板、ベゼル、ベルト、ベルトループ、そしてバックルの配色を決めることができます。

 「中学生のときにはじめて〈BABY-G〉をゲットして。ベルトのところがテープになってるやつ。母ちゃんが買ってくれたんですよ。時間守られへん子やったから、ちゃんと時間守れってことだったのかもですね。教育的プレゼント(笑)。あと、モデル名は忘れちゃったけど、丸くてデッカい〈G-SHOCK〉も持ってましたね」

 陽気に笑いながらそう話すのは、ラッパーのWILYWNKAさん。いつも明るく意気揚々としていて、常に等身大の姿でいる彼。そうした姿勢に多くの人が魅了されています。そのアティチュードはファッションにもあらわれ、「気楽なものが好き」と語ります。  「自分はスニーカーも好きなんですけど、それがどんなにいい靴でもあまり気負って履きたくない。もちろんラッパーだから綺麗に履こうっていう意識はありますけど、だからってそればかりに気を取られたくないんです。そういう意味で〈G-SHOCK〉は自分に合ってると思いますね」

普段から腕時計をつけているというWILYWNKAさん。〈G-SHOCK〉を手に取るのは10代のとき以来なのだとか。 

「いちいちポケットからスマホを取り出して時間を確認するのはめんどいから、いつも腕時計で確認してますね。パッと見れるから。〈G-SHOCK〉は久しぶりに触ったけど、軽いし、なにも気にせずに腕に巻いていられるのがめっちゃいい。ストレスがないし、肌の一部になってくれそうです。それにストップウォッチとか、いろんな機能があるのもおもろいですね」

シンプルな格好にこの時計を合わせたら、腕元のアクセントになる。

大阪を拠点に活動するWILYWNKAさん。「MY G-SHOCK」にチャレンジするにあたって、「新幹線の中でいろいろ考えてきた」とのこと。果たしてどんな〈G-SHOCK〉が生まれるのでしょうか?

「ネイビーとグレーを使って、ジョージタウンカラーに仕上げようと思ってました。でも、ここにあるネイビーは自分が思ってたよりも青いなぁ。どうしよう、いきなり想定外のことが起こってます(笑)」  WILYWNKAさん曰く「青系の色が好き」とのこと。ある程度選択肢を絞って、限られた中で配色を決めることで、自分らしい好みの〈G-SHOCK〉ができそうです。  「落ち着いた色が好きなので、赤とか黄色とか、発色が強い色は使わないと思います。ネイビーとかグレー、あとはクリアも好きなのでこの辺で構成しようかなと。せっかくやから、いろいろと混ぜたいんですよ。だけど、めっちゃ迷いますねコレ」

そう言いながら手に取ったのは、チャコールのベゼルと、サンドベージュ、クラウディブルーのベルト。自身の好み通りの大人っぽくて落ち着いた配色です。  「文字板はブラックで、液晶の部分が白抜けしているほうがええな。酔っ払ってるときにこっちのほうが見やすそうやし(笑)。コレや! 降りてきましたね」

 「あとはベルトループもでしたっけ? 3連と1連どっちにしようかな。3連もかわいいけど、自分は面倒臭がりなんで1連のほうがいいかな。朝起きてからすぐ家を出なあかんときも、1連なら焦らずにベルトを通せるでしょう。ぼくみたいにせっかちでアワアワしてるやつやと、3連にしたときに最後だけ通ってないとかありそうで、なんだかムズムズしそうじゃないですか(笑)」

  冗談交じりにそんなことを言いながら、もう一度組んだ時計を見つめるWILYWNKAさん。なにやら煮え切らない様子。どうやらベゼルの色が気にかかっているようです。

 「なんとなく重たい気がするんですよね。だからサンドベージュのベゼルも気になってて」

そんなことを呟きながら、ベゼルを交互に見比べます。そして最終的に手に取ったのはサンドベージュのほうでした。  「やっぱりこっちにします。これでいこう! それでベルトはグレー系にしたら、落ち着きもあって、明るさもあって、バランス良くなりますよね」

 ということで、サンドベージュのベゼルに、チャコールとクラウディブルーのベルトを合わせ、ベルトループはベゼルと同色にして統一感をだした一本が完成です。  「いい時計ができました。海が好きで、夏とかにエアビーで海沿いの部屋を借りて1週間くらいひとりで過ごしたりするんですよ。そういうときにこれをつけたいっすね。基本的にリラックスしているんですけど、Tシャツに短パン履いて、足元はビーサンっていうシンプルな格好にこの時計を合わせたら、腕元のアクセントになりそう。いい意味での差し色みたいな感じで」

自分を信じれば、いい時計ができるはず。

もともと想定していたジョージタウンカラーにはならず、落ち着きと爽やかさが同居した1本を見事につくりあげたWILYWNKAさん。「MY G-SHOCK」を体験した感想を聞いてみました。

 「めっちゃ迷いましたけど、楽しかったですね。自分が思ってもいないやつが出来上がりました。あまり奇を衒いたくないというか、『それ、新しいやつなん?』って言われないものにしたくて。ジョージタウン・カラーでいけなかったから、あとは自分に正直に“もともと持ってそうなもの”というテーマでやったら、こんな感じになりましたね。今年の夏はめっちゃ使うと思う」

 こうしてカスタムしているときとリリックを書くときの頭の使い方は、本人曰く「似ている」とのこと。それはどうしてなのでしょうか?  「最終的にベゼルをサンドベージュにして、落ち着きと明るさのバランスを取ったじゃないですか。曲をつくるときも、そうやってバランスを取ってるんですよ。暗い曲でも、最後はポジティブなリリックを書いたりしてて。最後は明るく終わりたいんです。ずっと暗いままだと、聴いたあと落ちるじゃないですか。だけど、それを跳ね返すような気持ちに持っていきたいんです」

 「ヒップホップに影響を受けて自分がいまラッパーになっているように、ぼくもドキドキを与えたいんですよ。音楽を通して伝えたいものがあるから。そういうポジティブなマインドを伝達したいんです」  真摯な面持ちでそう語りながら「いきなり世界中に届けられるとは思わないから、まずは身近な人から徐々に」と言葉を付け足すWILYWNKAさん。常に地に足をつけながら、地道にできることの範囲を広げていこうとする姿に魅了されずにはいられません。最後に、今後「MY G-SHOCK」にチャレンジする人に向けてカスタムのアドバイスをもらいました。

「あんまり迷いすぎたらあかんと思いますね。直感が大事やなって。ジョージタウン・カラーにしたいと思ったけど、並べているうちに『コレや!』っていうのがきっと見えてくるはず。そういう直感っていうものを、常日頃から信じる癖をつけているといいと思いますね。自分を信じれば、いい時計ができるはずやから」

DWE-5610-SP8

DWE-5610-SP8
¥15,400-

Photo : Masashi Ura
Styling : Kan Fuchigami
Hair&Make: Chika Ueno
Text : Yuichiro Tsuji
Edit :Shun Koda

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