
HISTORY
「すべての人に音楽を奏でる喜びを」
想いが生み出す革新の軌跡
ORIGIN

1980
Casiotone 201
(CT-201)
「すべての人に音楽を奏でる喜びを」という想いから生まれたCASIO電子楽器1号機
複数の楽器の習得には費用も時間もかかるうえ、当時の電子楽器は操作の難しさがありました。
それらを打ち破るべく、簡単な操作で様々な楽器の演奏を楽しむために開発されたのが、小型軽量・スピーカー搭載の電子キーボードCasiotone 201。鍵盤演奏で、29種類もの楽器の音を奏でることに成功しました。
当時、電子オルガンでもシンセサイザーでもない「第3の楽器」とうたわれ、「心の豊かさ」が求められる世相とも合致して瞬く間に世界に広まり、音楽の新しい楽しみ方を拡げていきました。
1981
Casiotone MT-40

レゲエ界に革命を起こしたリズムパターン「スレンテン」で知られる電子キーボード
1985年に世界的に大ヒットしたレゲエの曲にMT-40内蔵のリズムパターンがそのまま使用されました。このリズムパターンは通称「スレンテン」と呼ばれ、「スレンテンがレゲエ界に革命をもたらす救世主である」という主旨の記事が音楽雑誌に掲載されるほどでした。レゲエ界のコンピューターライズド革命のきっかけとなったMT-40は、新しい音楽文化を生んだ電子キーボードとも言えます。
1981
Casiotone 701 (CT-701)

「メロディガイド機能」を搭載した電子キーボード
曲の弾くべき鍵盤をLEDの光で教える「メロディガイド機能」を搭載。その曲は世界で初めて「バーコード形式の楽譜を読み込んで記憶」する方法を採用しました。当時の楽器には無い、新しい概念により生まれたCT-701は、全くの初心者でも演奏を気軽に楽しめる楽器の先駆けとなりました。これが後の「光ナビゲーション機能」、「弾きたい曲の入手方法の進化」に繋がっていきます。
1981
VL-1

電卓、ミュージックシーケンサー搭載の電子キーボード
1983
PT-50

ROMパックを採用した電子キーボード
1983
Symphonytron 8000

多彩な演奏を可能にしたコンポーネントタイプの電子楽器
多種多様な音楽に対応するために、二段鍵盤、足鍵盤、伴奏装置、記憶装置、大型スピーカーを組み合わせて演奏表現の幅を拡げた、当時のカシオ楽器づくりの集大成ともいえる電子鍵盤楽器です。
1984
CZ-101

音創りを飛躍的に簡単にしたCASIOシンセサイザー第1号機
シンセサイザーへの参入に向けて新たに開発したカシオ独自の音源方式「PD音源」を搭載。PDとはPhase Distortion(位相の歪み)のことで、波形の位相角度を変化させることで複雑な倍音を作り出せるというもの。誰でも簡単に音を創ることができ、それまでは音創りが難解で限られた人のものであったシンセサイザーを、多くの人に開放しました。
1986
CPS-201

ピアノの音にこだわったCASIOデジタルピアノ1号機
それまで培った音源開発技術を応用し、より自然で美しいピアノサウンドを実現。さらにピアノのように鍵盤を弾く強さで音の強弱が表現できるタッチレスポンス機能を採用。ピアノをデジタル化したことで生まれた機能美により、グッドデザイン賞を受賞しました。
1986
SK-1

世界中で多くの人に愛されたサンプリングキーボード
人の声やペットの声など、身の回りの音を取り込み、さらに加工して音色として演奏を可能にしました。それまでは、高価でごく一部の人のものであったサンプリング機能を世界中に広め、より多くの人がカシオの電子キーボードを知るきっかけとなった人気モデル。累計販売台数は100万台以上。
1986
RZ-1

8ビットサンプリングのPCMリズムマシン
1986
DZ-SYSTEM

MIDI楽器の音源を使って演奏できるデジタルドラム
電子楽器の多彩な音色を「ドラムを演奏する」スタイルで楽しめるようにしたい。そんな想いから、MIDI端子を持つあらゆる電子楽器の音源を使って演奏ができるDZ-SYSTEMを開発。「リズムを刻むための楽器」と考えられがちなドラムを、より幅広い音楽表現ができる楽器へと進化させました。
1987
FZ-1

多くのプロに愛用されたCASIO最高峰シンセサイザー
国内初の16ビット・サンプリングシンセサイザー。当時注目を集めていたサンプリング音の処理を全て16ビットで行い、高音質での再生を可能にした、プロミュージシャンの高度な要求にも対応した当時のCASIO最高峰モデル。波形編集が可能で、操作性を飛躍的に向上させた大型グラフィカル液晶ディスプレイも採用。
1987
DG-10

様々な楽器の音色で演奏を楽しめるデジタルギター
それまで電子鍵盤楽器に内蔵されていたジャズオルガンやトランペットなど様々な楽器の音色やリズムパターンをギター形状のボディに内蔵し、従来のギターではできなかった新しい音楽表現が可能に。
スピーカーも内蔵し、ギターアンプが無い場所でも演奏を楽しめるようにしました。
1988
CDP-3000

CASIO初のハンマーアクション機構を搭載したデジタルピアノ
“初めて家にきたピアノ”というコンセプトのもと、「より手軽にピアノを楽しんでもらいたい」「豊かな音をより身近なものにしたい」という想いを、CASIOならではのデジタル技術で形にしました。PCM音源によるピアノ本来の自然で美しい音色、ハンマーアクション機構による自然な鍵盤タッチを実現。現在に至るCASIOデジタルピアノの礎を築きました。
1988
VZ-1

「iPD音源」を搭載したシンセサイザー
1988
DH-100

憧れのサックス演奏が簡単にできるデジタルホーン
学校で習うリコーダーの運指で演奏可能。音程を滑らかに移動させるサックスの奏法もキー操作で行うため、息を吹き込む時の微妙な技術はいりません。息を吹き込む強さで音を変化させることもでき、スピーカー内蔵なのでどこでも楽しめるのもポイント。この斬新な発想で人気を博し、発売から30年以上経過した現在でも根強いファンが存在します。
1988
PG-380

シンセサウンドを内蔵したデジタルギター
1989
VZ-8M

「iPD音源」を搭載した音源モジュール
1990
1991
CELVIANO AP-7

より自然なピアノ演奏を可能にした「セルヴィアーノ」1号機
ピアノ演奏にこだわりを持つユーザーの想いに応えるため「音」と「鍵盤タッチ」を追求し、「AP(Advanced Piano)音源」「ナチュラルハンマーアクション機構」を採用。さらにCDプレーヤー内蔵でオーケストラとの共演が楽しめるなど、従来のピアノには無いデジタルならではの楽しみ方が盛り込まれた「CELVIANO」1号機。「CELVIANO」(セルヴィアーノ)とは、フランス語の「Cerveau」(頭脳)と「Electronics」「Piano」から成る、「頭脳を持った新時代のデジタルピアノ」を表現した造語です。
1994
ML-1

光る鍵盤を採用したミニキーボード
1995
GZ-5

コンパクトさにこだわった、MIDIキーボードのロングセラー
軽量コンパクトボディに、10種類の音色とスピーカーを内蔵。コンピュータミュージック用としてはもちろん、作曲家やアレンジャーのクリエイティブツールとしても人気を博しました。発売当時のパソコンの爆発的な普及と相まって、パソコンでの音楽制作や演奏を楽しむコンピュータミュージックが親しまれやすくなり、音楽初心者から音楽スタジオなどまで幅広く活用され、約20年もの長きにわたって販売され続けたロングセラーモデルです。
1996
CTK-520L

初心者にやさしい、光ナビゲーションキーボード1号機
ピアノとほぼ同じ大きさの標準鍵盤(白鍵・黒鍵とも)自体に赤い光が点灯する「光ナビゲーション機能」を初めて採用し、内蔵40曲の弾くべき鍵盤が光って弾くところを教えてくれます。さらに、光る鍵盤を追いかけて3段階の練習が可能な3ステップレッスンを搭載。「長い練習の積み重ねが無ければ楽器の演奏を楽しめない」という既成概念を覆し、楽器演奏の経験が全く無い初心者でも光る鍵盤を追いかけることですぐに演奏の楽しさを感じられる革新的なキーボードです。
1997
WK-1200

大型LCDを採用した76鍵のデジタルキーボード
1998
CTK-660L

液晶画面に運指表示を採用した光ナビゲーションキーボード
1999
CELVIANO AP-60R

自動伴奏を楽しめる多機能型デジタルピアノ
2000
2000
MZ-2000

高音質ZPI音源を採用し世界で人気を得た多機能キーボード
当時新開発のZPI(Zygotech Polynomial Interpolation)音源による522ものハイクオリティな音色、MIDIデータからコード進行等を抽出できるソングスタジオ機能、9本のスライダーでオルガンサウンドを操れるドローバー機能など、多彩な機能を搭載したオールインワンキーボード。その電子キーボードとしての高い完成度から、世界中でコアな人気を獲得しました。
2001
AL-100R

2色の光る鍵盤を採用した多機能デジタルピアノ
2003
Privia PX-100

デジタルピアノに革命を起こした「プリヴィア」1号機
大きく、重く、高価。そんな従来の「ピアノ」の概念を覆し、デジタルピアノをより身近なものへと変革した、当時の世界最小(奥行)・最軽量(※)モデル。コンパクトさはもちろん、音と鍵盤にもこだわり、スタイリッシュなデザインに仕上げたプリヴィアは、自分の部屋に置ける「Private Piano」から作られたその名の通り、様々な条件により憧れに留まっていた多くの人々の「ピアノを所有する」という夢を実現。このPriviaの登場により、デジタルピアノ全体の販売台数が飛躍的に増加することとなりました。
※ 2003年当時、88鍵ハンマーアクション鍵盤・スピーカー搭載のデジタルピアノにおいて。
2008
CELVIANO AP-400

最大同時発音数128音のデジタルピアノ
2009
Privia PX-730

「リニアモーフィングAIF音源」を採用したデジタルピアノ
2010
2012
XW-P1

音創りと演奏表現にこだわった個性派シンセサイザー
重なりや厚みのあるサウンドのへクスレイヤー、往年のアナログシンセサイザーの音を再現したソロシンセサイザー、ドローバーオルガンなど620種類のプリセット音色や、2,158種類の内蔵波形をもとに、回転ノブやスライダーを駆使して直感的に音作りが行えるなど、シンセサイザーユーザーが求める機能を凝縮しました。
2012
XW-G1

ステップシーケンサーを搭載したグルーヴシンセサイザー
2013
Privia PX-5S

軽量でバッテリー駆動のステージピアノ
軽量コンパクトボディに確かなピアノとしての性能を搭載したプリヴィアシリーズに登場したステージピアノ。重厚なアンサンブルサウンド「へクスレイヤー」を含む370音色内蔵、直感的なサウンド調整が行える6連スライダー/4連ノブ/2連ホイールなど、ステージでの高いパフォーマンスを実現する機能を満載しつつ、白とブルーの印象的なカラーリングや乾電池でも使用できるユニークさも相まって、プロミュージシャンの相棒として長く活躍するロングセラーです。
2015
CELVIANO Grand Hybrid GP-500BP

伝統あるグランドピアノと革新的テクノロジーとの融合
ドイツのピアノメーカー「C.BECHSTEIN」社との共同開発をはじめ、長い歴史を持つ3つのグランドピアノを細部まで研究・分析し、カシオのデジタルテクノロジーと融合させることで生まれた「CELVIANO Grand Hybrid」は、グランドピアノ特有の音・響き、木製鍵盤・アクション機構による鍵盤の動特性などを徹底的に追求。プロのピアニストやピアノ指導者など、デジタルピアノの演奏感に懐疑的なピアノ上級者の既成概念を覆し、ピアノに真剣に取り組む後進や自分の生徒たちにも推奨できる、と言わしめるまで意識を変革し続けています。
ベルリン・グランド
ハンブルク・グランド
ウィーン・グランド
2015
XW-DJ1

7インチのディスクを搭載したDJコントローラー
2015
XW-PD1

シーケンサー、サンプラー、エフェクター搭載のトラックメイキングマシン
2017
CTK-2550

ダンスミュージックモードを搭載した電子キーボード
2018
CELVIANO AP-470

AiR音源を搭載したCELVIANOシリーズの最新モデル
2018
CT-X5000

ポータブルキーボードの枠を超えた「AiX音源」搭載
シンセサイザー以降のキーボード向け音源進化の結晶である「AiX音源」は800もの音色を内蔵し、中でもピアノ、ストリングス、ドラムなどは実際の楽器を演奏する際の空気感まで表現可能にしました。スピーカーにも音源の能力を最大限に引き出すこだわりを込め、自動伴奏をはじめ演奏から音楽制作に関わる機能も充実。高価なシンセサイザーの代替として、ポータブルキーボードの枠を越えたリーズナブルなオールインワンキーボードとして、バンドキッズから一人でアンサンブル演奏を披露するプロに至るまで、世界中で高い評価を受けています。
2019
Privia PX-S1000

再び世界最小(※)となった独創のデジタルピアノ「プリヴィア」
原点に立ち返り、全てを磨き上げて生まれ変わったNew Privia。「ピアノ」であることを大切にしながら再び世界最小(※)サイズを実現した背景には、積み上げた経験と独自の発想、そして楽器づくりへの情熱が生み出した高度な実装技術があります。ただスリムなだけではないスタイリッシュなデザイン、そして好みの音楽とセッションできるBluetooth®オーディオなど充実の機能。自分の部屋に置ける「Private Piano」から作られたその名の通り、現代のライフスタイルに寄り添いながら、様々な条件により憧れに留まっていた多くの人々の「ピアノを所有する」という夢を叶え続けるデジタルピアノです。
※ ハンマーアクション付き88鍵盤・スピーカー内蔵デジタルピアノの奥行サイズにおいて(2019年7月現在、カシオ調べ)
※ Bluetooth®のワードマークおよびロゴは、Bluetooth SIG、Inc. が所有する登録商標であり、カシオ計算機(株)はこれらのマークをライセンスに基づいて使用しています。その他の商標およびトレードネームは、それぞれの所有者に帰属します。
継承するDNAが生み出した変革
新生Casiotone

CT-S1
日常にフィットするミニマルなデザインでこだわりの音色が味わえるシンプルキーボード

CT-S200
CASIO電子楽器1号機のDNAを受け継いだ、新生「カシオトーン」

CT-S400
多彩な音色と機能でいろいろな楽しみ方ができるベーシックモデル

CT-S500
AiX音源と多彩な機能・拡張性で一人でもバンドでも活躍。

CT-S1000V
新技術Vocal Synthesisにより演奏の概念を変える、自由に歌う楽器。