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大学受験のリスニング勉強法 |電子辞書を活用し理解から!

大学受験の勉強法についてご紹介します。
〇 リスニングができない
〇 共通試験にリスニングがあるのに、まったく成績が伸びない
〇 英語が苦手
こんな方にわかっていただきたく、わかりやすくかいています。

聞くまえに本文を理解しよう

私は講師という職業柄
「大学受験のリスニングってどうやって練習したらいいですか?」と高校生からよく聞かれます。
結論は・・・「聞く前に本文を理解しよう!」です。

えっ!?
早く英語を聞きたい!と思うかもしれませんが、まあちょっとお付き合いください。

「とにかくリスニングの音声を聞けばいいですか?」とよく聞かれるのですが、それは違います。
たしかに音声を聞くことは大切ですが、「聞いているうちに慣れて聞こえるようになる」とはならないのです。

音声を聞くと単語の聞き取りはできるようになります。
ですが、単語同士がどういうつながりをして、最終的に文意はどうなるのかを理解できないことが多いのです。中学生レベルの内容であれば「単語が聞こえれば文意もだいたい分かる」ということが多いでしょうが、大学を目指す高校生にとっては全く不十分です。

まず意味が分かっている文を聞くという逆転の発想へ

高校生が目指す理想像「英語を聞くと同時に意味が取れる」という姿に近づくためには、順序を入れ替えて「まず意味が分かっている文を聞く」という練習をするのがおすすめです。

電子辞書で知らない単語を調べる

リスニング教材についているスクリプト、これをまず読解します。
知らない単語はありませんか?あれば電子辞書で調べましょう。
このとき発音を聞いておくのも忘れずに。
文法事項は把握できますか?できなければ英語の先生に質問に行くといいですよ。

0.7倍速から、等倍、1.2倍速へ

こうして単語や文法を把握し、文章の意味が分かったらいよいよ音声です。
5分ずつでもいいので毎日続けましょう。
スピードが速すぎると感じたら最初は0.7倍速など遅めの再生で。
慣れてきたら等倍や1.2倍速などにチャレンジです。

何度か同じ音声を聞いて慣れてきたら、音声なしで音読するのもお勧めです。
等倍と同じ時間で読み切れるように練習しましょう。
もちろんこのときも単語や文法を思い浮かべながら読むのですよ。

まとめ

リスニングの力をつけるには聞き流すのではなく、聞く前に本文を理解することです。
単語は電子辞書を使って、調べ切ります。
わからない文法を残しません。
そのように理解できるようになってから初めて、理解している文章をリスニングします。
0.7倍速から徐々に速度を高めていきます。

このような練習を繰り返していくと、「耳が慣れる」だけでなく、耳で聞いた音声を脳内で意味に変換できるようになります。
これこそが受験生が目指す「英語の耳」でしょう。
ぜひ、英語耳になるようにこの方法を試してみてください。

(40代/男性/塾講師)

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