時代とともに進化を続けるカシオのハンディターミナル。３８年間にわたる、ハンディターミナル開発の挑戦と進化の歩み

カシオは、ハンディターミナル事業を38年間に渡って担ってきました。
常に時代に先駆け、現場の業務効率に貢献してきた、挑戦の歴史と歩みをご紹介します。

目次
■カシオは、それまでにない、斬新な働きを持った製品を創造する。
■1984年　ハンディターミナルの誕生
 ■1995年　レーザースキャナー一体型モデル　DT-700
■1997年　無線通信搭載　DT-800
■2000年　Windows®︎CE採用、ワールドワイトに展開　DT-5000
■2003年　モバイルカメラ搭載　DT-5100
■2009年　当時の技術を全て集約した、DT-5300
■真の使いやすさを追求した、ユニバーサルデザイン端末
 ■カシオのハンディターミナルは、「次世代のツール」へ。

カシオは、それまでにない、斬新な働きを持った製品を創造する。

1946年、カシオ計算機の前身である「樫尾製作所」が、樫尾４兄弟と若手従業員３名により、創業しました。それぞれの得意分野をいかし、「それまでにない、斬新な働きを持った製品を創造する。」ことに挑戦していきます。その一つが、1957年、世界初となる小型純電気式計算機、14-Aです。

カシオの歴史について、詳しくはこちら

ハンディターミナルの誕生

「今はまだ存在しない”必要”を発明する。」
そうして、カシオにより生み出された製品は、人々に新たな気づきや感動を与え、社会を一変させてきました。これらの技術は進化を続け、ビジネスの領域を広げます。そして誕生したのが、ハンディターミナルです。

1stモデル　プリンター一体型 DT-6000

オフィス街での業務効率を支える処理端末として誕生した、プリンター一体型データ処理端末、DT-6000。
重さ約860gの片手で持てるDT-6000は、オフィス街での入力作業にかかる負担を、より軽減することに成功しました。

1995年　レーザースキャナー一体型モデル　DT-700

当時、ペンタイプやCCDタイプが主流で、バーコードの認識率が低かった時代に、DT-700はレーザースキャナーを採用し、高い認識率を誇りました。
また、業界初となる乾電池で駆動するハンディターミナル。低消費電力設計、耐衝撃性能を備えており、あらゆる業務に活用されました。

1997年　無線通信搭載　DT-800

それまでは、データ転送の度にバックヤードへ移動する必要があるなど、作業効率が悪く、二度手間が多かった時代に、DT-800は無線通信機能を搭載し、その場からのデータ転送を可能に。リアルタイムでの高速通信を実現しました。

2000年　Windows®︎CEを搭載、ワールドワイドに展開　DT-5000

DT-5000では、世界に先駆けてWindows®︎CEを採用し、ワールドワイドに展開して活用されました。
また、TFTカラー液晶を採用したことにより視認性が向上し、さらなる作業効率アップに貢献しました。

2003年　モバイルカメラ搭載　DT-5100

DT-5100は、薄型化すると共に、業界初となるモバイルカメラを搭載。バーコード読み取りなどの業務にとどまらず、ビジュアルコミュニケーションの先駆けとなりました。
現場で写真を撮影し、本部への報告書に貼りつけ、その場で送信するなど、パソコンを介さない画像送信を可能にしたため、業務のスピード化を実現しました。

2009年　当時の全ての技術を集約　DT-5300

DT-5300は、WAN、LAN、カメラ、スキャナなど、全ての機能を一台に集約し、あらゆる業種/業態の運用スタイルに応える、オールインワンモデルです。
ただ高性能であっただけではなく、よく使う機能を呼び出すことができる、「カラーファンクションキー」を搭載するなど、現場のことを考え、作業の標準化をはかりました。