物流倉庫の課題を解決する、
カシオのハンディターミナルと倉庫管理ソリューション
物流業界はいま、いくつもの大きな課題に直面しています。しかし一方、物流業界は大きな課題を抱えたまま、その市場規模の拡大も見込まれています。ここでは、業界が抱える課題を解決する、カシオのハンディターミナルによる倉庫管理ソリューションをご紹介します。
物流業界自体が抱える課題
物流業界での代表的な課題は、以下の2つです。
1:人手不足
物流分野における労働力不足が近年顕在化しており、トラックドライバーが不足していると感じている企業は増加傾向にあります。2022年の経済産業省・国土交通省・農林水産省の資料によると、約54%の企業がトラックドライバーの不足を感じています。
2:物流2024年問題
2024年4月から、トラックドライバーの時間外労働の960時間上限規制と改正改善基準告示が適用されます。これにより、労働時間が短くなることで、輸送能力が大きく不足することになります。これが物流2024年問題です。
物流倉庫が抱える課題
いま物流業界では、ECの市場拡大による宅配需要の増加や、物流2024年問題など、非常に大きな課題を抱えています。このような課題に直面している物流倉庫では、現状でどのような課題があるか挙げてみましょう。
ここでは物流業界の効率化に欠かせない、倉庫業務の課題をピックアップして紹介します。
人手不足問題
物流業界で問題視されている人手不足問題は、トラックドライバーだけではなく、倉庫の現場においても大きな問題の一つとなります。倉庫業も人気の職種とは言えず、慢性的に人手が足りない状況が続いています。
人為的ミスによる課題
物流倉庫で多い課題の一つが、人為的ミスの発生です。例えば、本来ピッキングしなければならない商品を選択せず、間違った商品をピッキングしてしまうということがあります。書類による商品ピッキング指示で似た商品がある場合、本人が正しくピッキングしたと思い込んでしまい、最終的に誤出荷につながるということがあります。
属人的な環境による物流品質の課題
物流倉庫では人員不足や、アナログ的な管理手法により属人的な環境が生まれやすくなります。特定の従業員だけが自分のルールで業務を行っている場合、その従業員が休んだり離職したりすることで、業務のパフォーマンスや品質が落ちてしまうこともあります。また、属人的な環境は従業員の能力値に依存するので、その従業員の能力次第で、業務効率が上がったり下がったりということも考えられます。
管理方法の複雑化
物流倉庫によって、様々な管理手法が導入されています。しかし取扱商品のアイテム数が増大してくると、従来アナログの管理手法で対応できていたケースも、時間がかかったり、ミスが増えたりするなどの事例もあります。また、倉庫ごとに管理手法が異なる場合、全体を統括する部門の負担も増え、ミスや事故の可能性が出てきます。
課題に対応するカシオのハンディターミナルラインナップと倉庫管理ソリューション
さて、これまでご紹介した課題に対するソリューションをご紹介します。
はじめにご紹介するのは、『ハンディターミナルを活用した在庫ロケーション管理』です。このソリューションは、下記の課題を抱えている倉庫に最適です。
課題1:部門・拠点・倉庫間での情報共有ができず、在庫の確認に手間がかかっている。
課題2:在庫数が正しく把握できておらず、過剰在庫や在庫切れが発生している。
課題3:棚卸が煩雑で時間がかかっている。
それぞれの課題に対して、下記のような効果が期待できます。
1:在庫情報(場所、数量)は、リアルタイムでどこからでも確認が可能。確認作業の手間がなくなります。
2:在庫検索機能から、ロケーション情報や在庫数の確認が可能。 欠品や過発注のミスを防止できます。
3:棚卸機能でシステム上の在庫と実在庫を比較し、差異品目の把握が可能。差異品目は正常値を設定して一括更新ができます。
次にご紹介するのが『RFIDを活用した棚卸ソリューション』です。このソリューションの特長ですが、下記の課題を抱えている倉庫に最適です。
課題1:棚卸や検品業務に時間がかかっている作業工数を削減したい。
課題2:まずはコストを抑えたRFIDの導入を試してみたい。
課題3:バーコード読み取り業務もあるので、ハンディターミナルも併用したい。
それぞれの課題に対して、下記のような効果が期待できます。
1:大量のICタグを遠距離からスピーディに一括読み取りでき、作業時間を大幅削減します。
2:棚卸・入庫・出庫の基本業務をパッケージ化した棚卸アプリが、ご利用いただけます。
3:ハンディターミナルとRFIDリーダーをドッキングさせて、2WAY運用を実現します。
お客様の課題に適したソリューションを、ぜひご検討ください。
カシオのハンディターミナル製品一覧