1970s | 1980s | 1990s | 2000s | 2010s - 20s

1991
VDB-1000
タッチスクリーンを採用した
データバンク
データバンクシリーズ初のタッチスクリーンを搭載。指で画面に触れるだけで各種機能を操作できるタッチ入力の採用により、ボタンやりゅうずのないすっきりとしたケースデザインを実現しました。また、全面ドット表示の大型液晶は、英字・数字・カナに加え、世界地図などの表示に対応。カレンダーや住所登録可能なテレメモ機能、ワールドタイムなどの使い勝手を高めました。

1991
DKW-100
漢字辞書を内蔵した
データバンク
腕時計として初めて漢字辞書機能を内蔵したデータバンクウオッチ。派生語を含む約55,000語を収録し、読みを入力するだけで簡単に漢字表記を確認できます。さらに、漢字入力にも対応。JIS1種水準の漢字を網羅した3,349文字を内蔵し、1件あたり256文字の入力を可能にするなど、電話番号、名前、住所を登録できるテレメモ機能の利便性を向上しました。個人データの管理をはじめ、ビジネスシーンでの活用範囲を広げました。

1992
BP-100
世界初、圧力を測らず
血圧を測定する腕時計
光学センサーによる血流の測定値と、電気信号による心電図の測定値をもとに血圧を算出。腕時計と血圧計を融合した世界初のモデルです。測定方法は、時計のセンサー部に指先を乗せるだけ。従来の血圧計のように、腕を締め付ける必要がなく、その時の血圧を正確に確認できます。同時計測可能な脈拍数とともに、計測データを30回分メモリー可能。現在、スマートウオッチへの搭載が広まりつつあるヘルスケア機能を、時代に先駆けて実用化した画期的な製品です。

1992
IA-1000
2つの“顔”を持つ、開閉式の
データバンク「FLIP TOP」
開閉式のケース構造を採用し、閉じた状態では3針タイプのアナログ表示、開くとデジタル液晶とテンキーが現れるギミックを搭載。シーンに応じた使い分けを可能にするとともに、電話帳の登録や呼び出しなど、テレメモ機能の使いやすさを高めました。時刻表示に適したアナログと情報表示に適したデジタルの組み合わせを、斬新な2WAYスタイルで実現したデータバンクウオッチです。

1992
JP-200W
運動強度がわかる
脈拍計測機能を搭載
1987年発売のJP-100Wに搭載された脈拍測定機能がさらに進化。計測した脈拍数と設定した個人データをもとに、理想的な脈拍数の範囲(エアロビックゾーン)と比較しながら、適切な運動強度がキープできているかを確認できます。計測値がゾーン内にあるとマークが点滅してお知らせ。計測データのメモリーにも対応し、トレーニング成果の把握や、トレーニングメニューの作成などに役立てられます。

1992
ALT-7000
高度/気圧、温度計測可能な
ツインセンサー搭載
日本百名山が話題となり、中高年を中心に登山人気が高まるなか、本格アウトドアウオッチとして誕生したのがALT-7000です。内蔵された2つのセンサーで、高度・気圧・温度を計測。上部液晶で高度傾向や気圧傾向のグラフ表示にも対応します。堅牢感のあるメタルケースで10気圧防水を実現。計算尺を刻んだベゼルや左側に大きく張り出したセンサーカバーが、アウトドア感あふれる武骨な雰囲気を醸し出しています。

1993
CPW-100
デジタルコンパスを搭載した
アウトドア用ウオッチ
内蔵のセンサーで地磁気を感知し方位を計測。液晶に16方位を表示し、中央のグラフィック表示で北を指針します。方位補正機能も搭載し、より正確な計測を可能にしたほか、回転ベゼルで方位の簡易メモリーにも対応。記録した方向に直進することで、視界がよくないときも目標の方位に進むことができます。コンパス機能にあわせて、デジタル表示をサークル状にレイアウトするなど、デザインにも意欲的に挑戦した個性派モデルです。

1993
FBR-10W
運動時の燃焼脂肪量を算出する
フィットネスウオッチ
美容・健康に関心の高い女性に向けたフィットネス機能を搭載。あらかじめパーソナルデータ(体重・年齢・性別)と運動強度(10段階)をセットし、スタートボタンを押すだけで、運動時間と連動して現在の燃焼脂肪量と消費カロリーを30秒ごとに算出。ジョギングやウォーキングなど、脂肪燃焼に効果的な有酸素運動を無理なく行うことができます。カラフルな配色や小さめのサイズなど、女性を意識したデザインも特徴のひとつです。

1993
CMD-10
テレビ・ビデオのリモコン機能を
搭載した腕時計
腕時計でテレビ・ビデオを遠隔操作できる「腕リモ」。大型のリモコンボタンを機能的にレイアウトすることで、直感的な操作を可能にしました。電源オンオフ、チャンネル切替、ボリューム調整などを、腕時計を身につけたまま簡単に行え、リモコンを探す手間が省けます。また、主要メーカー各社の機器に対応し、テレビとビデオのリモコンを腕時計ひとつに集約することが可能。暮らしに役立つライフハック機能で人気を博しました。

1993
DW-6300
ISO規格200m潜水用防水の
ダイバーズウオッチ
FROGMANは、G-SHOCKのなかで特化した機能を備えた機種につけられる「MAN」の名を冠した初めてのモデルです。本格ダイビングでの使用を想定し、ISO規格200m潜水用防水を実現。スクリューバック仕様のメタルケース、バンドの中心とケースの中心をオフセットしたアシンメトリーシルエット、潜水カエルのキャラクターなど、独自のアイデンティティを確立し、潜水ミッションのエキスパートからダイビング愛好家、さらにはダイバーズウオッチファンまで、幅広い支持を得ながら現在もなお進化を続けています。

1994
ATC-1100
世界初、高度/気圧、方位、温度を計測できる
トリプルセンサーを搭載
独自の小型化技術と高密度実装技術により、世界で初めて腕時計に圧力・磁気・温度の3種類のセンサーを内蔵。高度計、気圧計、方位計、温度計を一体化したアウトドアウオッチが誕生しました。天候変化の把握、現在地の確認など、登山に求められる的確な判断と行動をサポート。登山記録に役立つメモリー機能も搭載しています。このモデルの成功により、翌年PRO TREK(プロトレック)ブランドが誕生しました。

1994
TSR-100/TSR-110
離れた場所の温度が計れる
サーモスキャナー
内蔵のセンサーで赤外線量を読み取り、対象物の表面温度を計測する非接触温度計測機能を搭載。計測できる温度の範囲は-20℃〜200℃まで。釣行時の水面温度、カーレース時の路面温度、スキー板のワックス塗りに重要な雪面温度など、様々な用途に活用可能。体温計や天ぷら油の温度計など、衛生面に配慮した使い方もできます。スタンダードな樹脂バンド(TSR-100)とアウトドア調のクロスバンド(TSR-110)モデルが発売されました。

1994
ABX-51
ガラス面に文字が浮かび上がる
マジックディスプレイを搭載
通常は2針タイプのアナログ時計。各種機能を呼び出すとガラス面に様々なデータが浮かび上がる二重表示構造を採用。風防ガラスに液晶パネルを重ね合わせ、ダイアルに偏光板を配置することで実現しました。さらに、ベゼルを回してダイアルの色合いを調節することも可能。好みにあわせて時計の表情を変えることができます。従来のデジタルやコンビネーションタイプから発想を転換し、デザイン性と機能性を両立する新たなダイアル表現に挑戦したモデルです。

1994
JG-100
赤外線で対戦できる
ゲームウオッチ
「サイバークロス」
赤外線による光通信機能を搭載し、離れた相手とメッセージのやりとりやゲーム対戦が可能。サイバークロスの愛称で、小学生男子向けに発売されました。友達帳、光トーク、光対戦ゲーム、リモコンなど、子供心をくすぐる多彩な機能を搭載。未来感覚あふれるデジタルテクノロジーを、ガジェットテイストのデザインで表現しています。ゲームやメカを好きな子どもたちの間で人気を博したモデルです。

1994
DW-520 (BABY-G)
女性向けタフネスウオッチ
「BABY-G」1号機
G-SHOCKの女性版として誕生したBABY-G(ベイビーG)。独自の耐衝撃構造や実用機能を受け継ぎながら、サイズ、デザイン、カラーをハイティーンの女の子向けにアレンジ。ファーストモデルのDW-520は、サーフファッションをモチーフに、ベゼルにプロテクターを備え、カラフルな色合いや半透明素材でカジュアルに仕上げました。さらに、色違いのプロテクターを3本付属。気分やコーディネートに合わせて交換でき、アクセサリー感覚で日常のおしゃれを演出します。

1995
A168
シンプルなタイムレスデザイン
オンオフ問わずに着用できるメタルバンド採用のシンプルスタイル。見やすいデジタル液晶にはELバックライトも搭載。デザイン性と実用性を高めたモデルとして北米エリア向けに開発されたモデルが、国境・世代・嗜好を越え、今ではファッションアイテムとして取り入れられる存在に。2011年には、時代を超えて愛されるモデルとして、グッドデザイン・ロングライフデザイン賞を受賞しています。
機能面では、時刻・日付・曜日表示に加え、ストップウオッチやアラームを採用。日常生活用防水や電池寿命7年など、快適使用を支える基本性能もしっかり。毎日の暮らしに寄り添うライフスタイルウオッチです。

1995
AQ-230
アナログデジタル
コンビネーションの
ロングセラーモデル
すっきりとした角型フォルムのメタリックケースに、メタルバンドを組み合わせたスタイリッシュなルックス。ダイアルは、2針のアナログ表示とデジタル表示をミックス。発売から約30年続くロングセラーモデルとして、インデックスデザイン、カラーなどのバリエーションを広げながらも、無駄のないミニマルデザインにはタイムレスな価値が息づいています。

1995
DPX-500 (PRO TREK)
センシング技術が生んだ
アウトドアウオッチ
カシオ独自のセンサー技術をアウトドア用途に特化し、誕生したのがPRO TREK(プロトレック)です。1995年、高度/気圧、方位、温度計測可能なトリプルセンサーを搭載したDPX-500が登場。視認性、操作性を追求したツールコンセプトデザインを採用するなど、1号機にして高い完成度を誇り、ブランドのアイデンティティを確立しました。以降、プロ登山家の意見を製品開発に取り入れるなど、本格ギアとしての進化を続けています。
センサー技術の進化、電波ソーラー化、20気圧防水化、アナログ化への挑戦、さらにはスマートフォンリンクの採用など、技術革新とともにラインアップも強化。現在では、最高峰ラインのMANASLU(マナスル)をはじめ、クライマーライン、マルチフィールドラインなど、使う人、場所を選ばない多くのモデルをワールドワイドに展開しています。

1995
FKT-100
時刻精度を飛躍的に高めた
カシオ初の電波時計
誤差10万年に1秒といわれる原子時計の時刻情報を載せた標準電波を内蔵アンテナで受信し、自動で正確な時刻に修正する電波時計。FKT-100は、当時標準電波を運用していたドイツ向けに発売されたモデルです。アンテナの小型化など、技術的な困難を乗り越えた画期的なモデルです。1997年には日本向けのFKT-200を発売。その後、電波時計は、日本、欧州、北米、中国に拡大。デザイン性、機能性を高めていきました。

1996
MRG-100
フルメタル耐衝撃時計
「MR-G」1号機
ユースカルチャーのシンボルとして時代を創ったG-SHOCKの誕生から13年。「Majesty+Reality(風格ある本物)」の意を込めて、大人のためのG-SHOCKとして開発されたのがMR-G(エムアールG)です。樹脂からフルメタルへ。その挑戦は、初号機開発に匹敵する困難の連続でした。想像を絶する試行錯誤の末、金属製のベゼルとケースの間に緩衝材を挟み込むバンパープロテクション構造によりフルメタル耐衝撃構造を実現。以来、MR-Gは、ものづくりのすべてにこだわりG-SHOCK最高峰ラインとして進化を続けています。

1998
本社を渋谷区初台に移転
本社を渋谷区初台のカシオ本社ビルに移転(1997年竣工、22階建て、延べ床面積2万㎡)。稼動当時エントランスの回転扉の直径は日本一を誇りました。テレビドラマのロケ地としても多く登場しています。


1998
VCL-100
携帯電話への着信を振動で
知らせる腕時計
「ビブセル」
携帯電話の普及が加速する時代背景を受け、開発された着信通知機能つき腕時計。携帯電話が発信する800MHZ帯の信号を感知し振動で知らせます。さらに、液晶部に各種機能と連動して様々なキャラクターがドットアニメーション表示される液晶グラフィックも採用。遊び心のある演出を取り入れています。腕時計の天敵といわれた携帯電話と連携する逆転の発想により、デジタルウオッチの新たな可能性を示しました。

1998
HBX-100
赤外線による
パソコンリンク機能を搭載した
「PCクロス」
赤外線通信でパソコンと相互リンクし、スケジュール、電話帳、タスクリストなどのPIM(Personal Information Manager)データを送受信できます。さらに、パソコン上で作成したテキストファイルを腕時計で閲覧、編集でき、入力したデータはHBX-100同士で交換することもできます。上下2段の液晶で、漢字、かな、カナ、英数字、記号の表示に対応。パソコン業務をサポートする腕時計として、ビジネスシーンで広く活躍しました。

1998
DW-9300J
G-SHOCK初のソーラーウオッチ
光を動力に変え、強負荷のかかる各種機能を安定駆動させるタフソーラーを、他に先駆けて実用化したのがG-SHOCK初のソーラーウオッチRAYSMAN(レイズマン)です。フル充電で約5ヵ月間の使用を可能にしたほか、周囲の明暗を感知し暗所で腕を傾けると自動点灯するフルオートライト機能も搭載。液晶にバッテリー残量表示も備えています。バック刻印のシンボルキャラクターはこうもり。暗闇でも自在に行動できるイメージを表現しました。

1999
DBC-V50
IC録音機能を搭載した
「イージーレック」
テレメモ機能、計算機能を備えたデータバンクに、IC録音機能を搭載。ケース前面にマイク、REC(録音)ボタン、PLAY(再生)ボタン、背面にスピーカーを配置。30秒までの音声を5件録音できます。メッセージや備忘録をボイスメモとして残したり、鳥の鳴き声や街で出合ったメロディを記録したりするなど、幅広く活用できます。録音した音声をアラーム音に設定することもでき、自分専用にカスタマイズされた目覚まし時計として使うこともできます。

1999
PRT-1GPJ
世界初のGPS機能内蔵
アウトドアウオッチ
PRO TREKブランドから「サテライトナビ」の愛称で発売された腕時計です。独自のLSI技術と高密度実装技術により、世界で初めて腕時計にGPS機能を搭載。GPS衛星から位置情報を受信し現在地の緯度・経度を表示するほか、目的地を設定することで現在地からの方向と距離をグラフィック表示します。ハンディタイプのナビゲーション機器に比べ、大幅な小型・軽量化を実現し、アウトドアでの利便性を向上。2021年、国立科学博物館の未来技術遺産に登録されました。
1970s | 1980s | 1990s | 2000s | 2010s - 20s