PERIMETRON | CASIO

検索

UMA BY PERIMETRON x customizeG MY G-SHOCK

DWE-5610PE
¥18,700 (税込)

DWE-5610PE-COLD-WHITE
¥18,700 (税込)

DWE-5610PE-SKIN-WHITE
¥18,700 (税込)

Tiny UMA In MY G-SHOCK
PERIMETRONがMY G-SHOCKに宿した小さな未確認生物。

Profile

PERIMETRON

King Gnuやmillennium paradeを筆頭に、数々のミュージシャンやアーティストのMV、それに加えてファッションブランドや企業のイメージムービーの制作も多数手がけるほか、ジャケットのアートワークやプロダクトデザイン、スペースデザインもおこなうなど、マルチに活躍するクリエイティブ集団。その中で佐々木集(写真右)はプロデューサー / ディレクターを務め、森洸大(写真左)はデザイナー / アートディレクターを担当している。

自分好みの〈G-SHOCK〉をつくれるサービス「MY G-SHOCK」から、クリエイター集団「PERIMETRON」によるコラボレーションモデルが登場。“UMA=未確認動物”から着想を得たデザインは、それぞれのパーツからアブストラクトなパターンが浮き出し、まるで小さな命が宿ったかのような気持ちにさせられます。どこかSF感もあるデザインのこだわりを、PERIMETRONのプロデューサー兼ディレクターを務める佐々木集さんと、デザイナー兼アートディレクターの森洸大さんに語ってもらいましょう。

長い歴史があるし、クラシックなアイテムでもある。

自分好みのカラーリングで〈G-SHOCK〉をカスタマイズできる「MY G-SHOCK」は、1983年に発売されたブランドの初号機「DW-5000C」の系譜を受け継ぐ定番モデル「DWE-5610」をベースに、文字板、ベゼル、ベルト、ベルトループ、そしてバックルの配色を自分好みの色にカスタマイズできるといううれしいサービスです。

「自分の兄貴が持っていた〈G-SHOCK〉をパクって、勝手に使ったのが思い出ですね。黄色いモデルでちょっとゴツメのやつ。カラーリングの強さに魅了されて、子供ながらにおしゃれした気分になったのを覚えてます。そのあとは5600シリーズのクリアとかをつけてて。透明な〈G-SHOCK〉にもなんか惹かれちゃうんですよ」

そう語るのはクリエイティブ集団「PERIMETRON」のプロデューサー兼ディレクターを務める佐々木集さん。今回のコラボレーションモデルを考えた首謀者のひとりです。その対面に座るのはデザイナー兼アートディレクターである森洸大さん。彼もまた〈G-SHOCK〉との思い出を語ってくれました。

「中学生か高校生の頃、白を基調とした5600シリーズに黄緑と紫が配色されたモデルをつけてましたね。ジェフ・ハーディっていうアメリカのプロレスラーが大好きで、彼のイメージカラーがそんな感じなんです。だからお年玉でそれを買った思い出があります。〈G-SHOCK〉ってタフだから、ずっとつけてられるじゃないですか。お風呂入るときとか、いちいちはずのが面倒な人間なので(笑)。当時は海にもよく行ってたし、スケボーとかしたら汗すごいし、雨の中でも気にせずつけてられるのがいいなと思って」

〈G-SHOCK〉は、やっぱり“タフ”。どうやらそんなイメージがふたりにもあるようです。

「頑丈で屈強。やっぱりそんなイメージがまず思い浮かびますね。あとは90年代のストリートや裏原系の雑誌も好きで読んでいたので、そうゆう印象もありますね。それを考えると長い歴史があるし、クラシックなアイテムでもあると思うんです」(佐々木)

「そうそう! 自分たちが小さな頃に『カッケー!』って思ってたデザインがまだ残っているし、スタイルをずっと貫いているのが魅力的。だから今回こうやってデザインに関わることができて、純粋にうれしいっていうか。はじめて自分のお金で買った時計でもあったんで、思いを込めてデザインしましたね」(森)

本能的な動きを取り入れたほうがそれっぽくなる。

そんなふたりが手がけた「MY G-SHOCK」は、“UMA=未確認動物”がテーマ。パーツはすべてクリアで、そこに輪郭のぼやけたアブストラクトな柄が描かれています。どうしてこのテーマを選んだのかを尋ねると、森さんが口を開きます。

「いろいろなレギュレーションがある中で、ぼくらがやる意味みたいなものを一生懸命考えたんですよ。それで時計だけじゃなくて、パッケージも含めてすべてにストーリーがあるプロダクトがぼくらは好きで、デザインに関わるときはいつもそれを目指しているところもあるんです。そんなときにこの箱の形を見て、ちょっと卵っぽいなと思って(笑)。ちょっとSFっぽい感覚もあるし、ここからどういう時計が生まれたらおもしろいか? っていうことを考えたんです」(森)

「それで話し合いながら徐々にウミウシだったりとか、特殊な色を持っていたり、発光したり、特殊な形をしていたりとか、地球から生まれた生命体なのに誰かがデザインしたような生物っているじゃないですか。そうゆう生物を画像で検索しながら、“UMA”っていうテーマが生まれて。プロダクトに有機的なイメージを加えるような感覚でデザインできたらいいよねっていう話をしましたね」(佐々木)

卵から生まれる未確認動物。パッケージの形を利用し、そこからストーリーを立ち上げ、デザインをクリエイトする。しかも、そうして生まれてくる未確認動物は、カスタムをおこなうユーザーが創造主であるということ。

「パッケージや文字板の裏蓋には“WE BRING EVERYTHING BACK TO LIFE”って刻印を入れているんです。つまり『プロダクトに命を吹き込む』っていう意味なんですよ」(佐々木)

素晴らしいコンセプトが生まれたら、気になるのがデザイン。ここがよくできていないと、そもそものコンセプトが台無しになりますが、さすがのPERIMETRON。クリアのパーツを軸に、見事にUMAらしいデザインに仕上げてくれています。

「さっき話しにあがったウミウシを筆頭に、そうゆう生物の画像をリファレンスとしてたくさん検索したんですよ。オフィスの壁が一時期すごいことになってて(笑)。その中から、パーツの透明具合とか、表現できそうな色のバランスを見ながら結構いろんなパターンを描いてみたんです。でも、なんかだかあざといというか、計算しすぎている感じがでちゃって…」(森)

全体のバランスを考えながら緻密にやることで、人工的な美しさは生まれますが、今回はあくまで生物がコンセプト。「有機的な美しさはそこになかった」と森さんは続けます。

「それで考えるのをやめて、手の動くままに任せるようにデザインを描いたんですよ。手のブレとかもあえてそのまま入れたりとかしてやっていたら、どんどん有機的な感じになってきたんです。やっぱり生き物だから、本能的な動きを取り入れたほうがそれっぽくなるのかなぁと思いましたね」(森)

ハッキリと線を引くのではなく、点が集まって柄を形作るような抽象的なモチーフが生物感をより引き立てます。しかしながら、そこには目や口、触手のようなものは見当たりません。

「その話もふたりでしたんですよ。ここに目とかがあると、“生物を模したもの”になっちゃうんですよね。だけどそれを描かずに、一種の生命体みたいな感覚で捉えて欲しいなと思ってるんです」(佐々木)

「おもしろいデザインができた気がしますけどね。ハッキリとしたプリントじゃなくて、パーツの中から浮き出てきたような薄さであったり細かさは、うまく表現できたかなと思います。だけど、それぞれの色の違いが絶妙すぎますね(笑)」(森)

「でも、この柄ってハッキリした色だとエグミが強くなりすぎると思うんですよ。それにファッションの邪魔をしたくないというのもあって。腕につけていて、ただただ気持ち悪いっていうことにはしたくなかったんです(笑)。だからここらへんは使い勝手がいい色で、なおかつ自分の好きな色を選びましたね」(佐々木)

直感で選んで、あなただけのペットをつくって欲しい。

ということで、佐々木さんと森さんにふたりがデザインした「MY G-SHOCK」でカスタマイズをしてもらいました。

「こうやって選んでカスタマイズするのはじめてだから、すごい悩みますね(笑)」(佐々木)

そう話しながらさまざまな組み合わせを試すふたり。10分近く試行錯誤しながら、独自のパターンを見つけます。

「できました! 俺はベゼルが白で、ベルトはどちらもオフホワイトにしました。オフホワイトって肌色に近いから、この生物が腕にまとわりついているイメージですね。ベルトが触手になって(笑)」(森)

シンメトリーな「MY G-SHOCK」を誕生させた森さんに対して、佐々木さんはランダムなカラーが特徴的です。

「俺はベゼルはホワイトにして、ベルトはブルーとホワイトを選びました。生物って必ずしも左右対称じゃないから、そうゆうのを意識して。あとは見る角度というか、側面によってちょっとだけかもしれないけど印象が変わるのもいいかなと思ったんです。それがカスタマイズのおもしろさでもあるかなと」(佐々木)

それぞれ異なる考え方でカスタマイズした「MY G-SHOCK」を披露してくれたふたり。実際にカスタムしてみて、どうだったのでしょうか?

「色のちがいが微妙だから、結構ハードル高いかも(笑)。だけど、ある意味ではどんな組み合わせにしてもハズれることはないってことですよね。」(佐々木)

「だからなんか感覚で遊べるよね。やっぱり自分らしいものをつくりたいし、人とちがうものをつくりたいっていう気持ちが働くから、そうゆう欲求を満たしてくれるのがいいですね。すごいたのしかったです」(森)

隙のない徹底したコンセプトのもと、それに合わせた神秘的なデザインで見事に生命感のある「MY G-SHOCK」を生み出した佐々木さんと森さん。最後に未来のユーザーに向けて、カスタムのアドバイスをしてもらいました。

「直感で選んで、あなただけのペットをつくってください(笑)。名前とかつけちゃってもいいかもしれませんね」(佐々木)

「自分だけの生物をつくって欲しいというのはもちろんなんですけど、カスタムした上からさらにカスタムするというか、マジックで目とか触覚を描いて付け加えてもいいと思うし。そしたらさらに自分のオリジナリティが高まると思うから。ぜひ楽しんでほしいです!」(森)

Photo : Naoto Date
Text : Yuichiro Tsuji
Edit : Shun Koda

Select a location