アナログ(針)の時計は、磁気の影響を受けるとどうなりますか?
【クオーツ(電池式)時計の場合】 アナログ時計やコンビネーション(アナログとデジタル)時計は、針を動かすために磁石の性質を利用したモーターを駆動させる方式を採用していますが、このモーターは強い磁気(オーディオ機器のスピーカー、磁気ネックレス、携帯電話など)を発生する機器に近づけるとモーターの回転に影響を受け、針の「遅れ・進み・止まり・誤った時刻表示」などの原因となります。 【機械式時計の場合】 機械式時計は、強い磁気(オーディオ機器のスピーカー、磁気ネックレス、携帯電話など)を発生する製品に近づけると、内蔵されているぜんまいが影響を受け、針の「遅れ・進み・止まり・誤った時刻表示」などの原因となります。 参考: 磁気の影響(磁界の強さ)は、距離の二乗に反比例するため、時計を磁気を発生している製品から5cm以上離しておくと、磁気の影響を受け難くなります。 強い磁気を発生する製品は、磁気健康用具、ヘッドホン、ステレオのスピーカー、冷蔵庫のマグネットドア、携帯電話、電気毛布、コタツのコントローラ、ハンドミキサー、電動マージャン台、電磁調理機などです。 耐磁時計(JIS1種)の場合、日常生活において磁界を発生する機器に5cmまで近づけても性能を維持できる水準ですが、強い磁気を発生する製品に密着、あるいは近づけることは避けください。針の「遅れ・進み・止まり・誤った時刻表示」などの原因となります。