
プロ・マウンテンクライマーの花谷泰広氏が率いる
ヒマラヤキャンプ2016のチームが始動して半年。
2016年1月の選考から、 月1回ペースでトレーニングが繰り返されている。
今回は、6月の合宿に密着した フォト・シューティングをご紹介!
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花谷泰広氏が2015年から取り組み始めた「ヒマラヤキャンプ」プロジェクト。特殊な専門性を求められるヒマラヤでの登山を若手に伝えていくために発足させた育成プロジェクト。6月4日(土)~5(日)に行われた『ヒマラヤキャンプ2016』の第5回目の合宿は、錫杖岳でのロッククライミング。
険しい岩場でのトレーニンブで切磋琢磨しながら、一心専心で取り組む面々の勇姿が輝いていた。ヒマラヤキャンプのメンバーは、合宿やミーティングの回を重ねるごとに親交と信頼を深めている。今回も、実際に山に登り、語り合う時間の大きな効果を噛み締めながらの合宿となった。メンバーは、出発までの残された2回の合宿で、さらなるチームワークの向上と、ヒマラヤでの成功を目指し、心技体を高め合っていく。
本番は、2016年9月25日にカトマンズ集合から始まるヒマラヤ登山。その後、メンバーは11月上旬までのおよそ一ヶ月半をネパールで過ごす予定だ。
ヒマラヤキャンプの活動は、メンバーが日替わりで投稿する形でFacebok でも情報を随時配信している。
//www.facebook.com/himalayacamp.jp/
花谷泰広にとっての PRO TREK
「ヒマラヤの未踏ルートを登るときなどは事前に情報がないんですよね。そんな時、PRO TREK があれば、例えば6,000m にいると、その日、難しくてなかなか進めなかくても、明日は300m位、標高差稼げた!というように見ることができます。そういうのを目安にして登っていくんですよね。
そしてなんといってもPRO TREK の最大の魅力は、壊れないこと。PRO TREK を使い始めた理由というのは山で使うとなると、非常にシビアな環境で使いますから、フィールドで壊れたら困るんですよね。それで色々探して使ってみて、結局PRO TREK が一番壊れなかった。それが最初の選択理由です。あとは、やっぱりギアとしての正確さ。正確な数字をちゃんと出してくれことですね。
雑な言い方かもしれませんが、格好いい時計はたくさんあるんです。でも同時に、中身が確実に精密なものっていうのは、なかなかない。そういうのを求めた結果、たどりついたのがPRO TREK でした。
そして、アナログ表示モデルは、僕にとっては格段に使い勝手がよくなりました。数字を読むんじゃなくて、アナログ表示は感覚的に時間を把握できる。パッと見た時に、今5時ぐらいだねって感覚的にわかるようになったのがいいですね。
それから、時間を見る以外によく使う機能は、僕の場合は高度計ですね。現時点の高度を知るためというよりも、標高差でどれくらい登ったかを見るのがよく使う機能ですね。上がり下がりが1m 単位で出るので、山だと、一歩上がると本当にパッと表示が上がってくれる。すごく正確に標高を刻んでくれているのがわかるので、すごく信頼しています。」
プロフェッショナル・マウンテン・クライマー、花谷の挑戦はPRO TREK とともに続く。
撮影:廣田勇介 / 構成:嵯峨純子