カメラ設置型測位
測位エリアの周囲の天井や壁にカメラを設置し、エリア内の各LED送信機を測位する方式です。
見通しが良い広いエリアで、多数のIDを同時に管理したい場合に最適です。
3次元位置を計測したい場合には、目的のエリアを2カメラ以上で認識できるように設置します。
高さが同一の物体の2次元位置を計測する場合には、1カメラで測位が可能です。
エリアは自由に追加構成することが可能です。

※位置検知エリアが50m四方で、10cm×φ10cmの送信機をHD解像度 カメラ、90度画角レンズを使用して測位した場合
利用シーン
工場や倉庫など屋内の位置測位に利用します。


測位方式概要

複数台のカメラ画像から、三角測量方式でLED送信機の3次元位置を測量します。

1台のカメラ画像から、射影変換方式でLED送信機の2次元位置を測量します。
システム構成

主な仕様
項目 | 内容 | 備考 |
識別可能ID数 | 1,062,882種(約 20bit) |
約1,200種(約 10bit)のショートモードあり |
同時受信可能数 | 100 |
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最少応答時間 ※20fps処理設定のとき |
2.6sec |
ショートモードの場合1.3sec |
通信距離 | 約50m |
HD解像度、画角100度レンズ使用の場合 |
システム構成 | PCプログラム+GigEカメラ(Basler) |
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測位出力 |
測位時刻と、検出したすべてのIDとそれぞれのX、Y、Z座標を表すJSON形式データ |
シングルカメラでの測位の場合、Zはあらかじめ指定した固定値となります。 |
測位周期 | 0.05秒~1秒(設定可能) |
初期捕捉に、およそ、2.6秒程度を必要とします。 (ショートフォーマットの場合1.3秒) |
LED送信機 | カシオ製LED送信機 |
LED送信機を移動体に設置する場合、移動時のみの発光として電池寿命を延ばす設定ができます。 |
精度 | カメラ設置間隔や、同一エリアをカバーするカメラ台数で大きく異なります。 |